1. 1. 1 トランザクションレベルモデリング (TLM, Transaction Level Modeling)
トランザクション・レベル・モデリング(Transaction Level Modeling) とは、コンポーネントの動作をトランザクションの抽象度でモデル化します。ハードウェアを設計するうえで、設計対象の抽象度をあげて、プロセス間の計算と通信をモデル化したものです。
トランザクションとは、データベース・システムなどで用いられる用語で、1つの指令を意味します。例えば、データの格納、データの読み出しなどです。このレベルでは、データの大きさが1ブロック256バイトなど1つのバスサイクルで送れないこともあります。すなわち、複数のバスサイクルを必要とする転送指令も1つのトランザクションと、考えることで、抽象度があがります。イベントの減少につながり、シミュレーションの速度も向上します。
